表題をプレスリリースしましたのでお知らせいたします。
アイビックは年間約4,800本の木を使用しています。
これまで木を使うばかりで森に還元する活動はありませんでした。
ただマツやヒノキを植樹すればいいのか?
もちろんそれも大事なことですが、何かが違うのではないかと漠然と考えていました。
そんな折、Forbesという雑誌の記事に目が留まりました。
東北の「奇跡の一本松」は悲劇だと。
69,999本の松が、人を建物を攻撃する凶器になってしまったと。
あそこに植えるべきは松では無かったんだと。
それまでの頭の中のモヤモヤが一気に払拭された瞬間でした。
日本人が古来受け継いできた災害への対策を生態系を、
「現代化」「商業化」という名のもと、私たちが壊してしまったんだと。
東北の震災で残った森がある。
それが神社を囲む「鎮守の森」。
植物の多様性を災害への備えとする。
これこそが、古来から受け継いできた日本の防災の姿であると。
気が付けば1351文字の長文メールをこの記事の人、
グリーンエルムの西野社長にしたためていました。
彼が提唱するのは「里山ZERO BASE」という考え方。
山を奥山と里山に分けて、古来の姿にもどしていきましょう。
人が手入れしなくてすみ、下流域を守るのが「奥山」。
商いを行う「里山」。
多様性に富んだ生態系を作り上げておくべき奥山を、スギやヒノキといった
商業林に変えてしまったせいで、根のはり方が単調になり、
山が、豪雨の際に雨水を留めておく貯水槽の機能が果たせなくなり、
土砂崩れが発生するのだと。
そういう「奥山」を増やしていき、防災に寄与する森へと「森を再設計する」。
この考え方に深い感銘を受け、お互いに意気投合。
まずは、グリーンエルムが持つ国東市の山で植樹祭を行うことを第一歩とします。
次に個人住宅、法人のビルや工場、店舗で森の植生を再現するマットをご用意。
人の住処を作ると同時に、生き物の住処作りを推奨していきます。
同じ大分の企業同士、大分から森の再生活動を盛り上げて参ります。
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